再生可能エネルギーによる発電の現状

風力発電

 実用化されている再生可能エネルギーによる発電方式には以下のようなものがあります。

  • 太陽光発電
  • 風力発電
  • 水力発電
  • バイオマス発電
  • 地熱発電

日本国内における再生可能エネルギーによる発電の設備容量と発電量

地熱発電

 2012年度末(2013年3月末)時点における各再生可能エネルギーによる発電の設備容量及び設備容量から試算した発電量を表にすると以下のようになります。

 設備容量については再生可能エネルギー全体の50%を超えて突出している太陽光発電ですが、発電量では設備利用率が他と比較して低いため、全体に占める割合が2割以下にとどまり、水力、バイオマスに次ぐ3番目の値となっています。

 なお、設備容量データの出典及び発電量の試算に用いた設備利用率の値については、表の下に示した通りです。

種別 設備容量
[MW]
設備容量比率
[%]
発電量
[GWh]
発電量比率
[%]
太陽光発電 9,008 50.1 9,469 18.1
風力発電 2,649 14.7 4,641 8.9
水力発電 3,515 19.5 18,475 35.3
バイオマス発電 2,308 12.8 16,174 30.9
地熱発電 515 2.9 3,609 6.9
合計 17,995 100 52,369 100

設備容量データの出典元

  • 太陽光発電
    太陽電池セル・モジュール出荷統計(JPEA)※1
  • 風力発電
    自然エネルギー白書(風力編)2013(JWPA)
  • 水力発電
    日本の水力エネルギー量(資源エネルギー庁)※2
  • バイオマス発電
    RPS法認定設備の状況(資源エネルギー庁)※3
  • 地熱発電
    地熱発電の現状と動向 2010・2011年版(火力原子力発電技術協会)※4

 ※1:電力用の出荷量のみを合計し、民生用については除外

 ※2:出力が10,000kW以下の施設の合計を使用

 ※3:バイオマス発電の出力に使用燃料のバイオマス熱量比率を乗じた出力値を使用

 ※4:2012年度の新規稼働が0件のため、2011年度時点のデータを使用

各再生可能エネルギーの設備利用率

  • 太陽光発電:12%
  • 風力発電:20%
  • 水力発電:60%
  • バイオマス発電:80%
  • 地熱発電:80%

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