独立型太陽光発電システムを構成する機器
独立型太陽光発電システムは概ね下図のように「太陽電池モジュール」、「充放電コントローラ」、「蓄電池」及び「負荷」の各機器で構成されています。
負荷に蛍光灯などの交流電力で稼働するものを使用する場合には、下の図に用に「インバーター」を用いて、太陽電池の作り出す直流電力を交流電力へ変換します。
独立型太陽光発電システムを構成する機器の機能
太陽電池モジュール
太陽電池モジュールは、光起電力効果により光を電気に変換する太陽電池セルを、必要な電圧及び電流に応じて並べガラスやアルミフレーム等を用いてパッケージ化したもので、太陽電池パネルやソーラーパネルなどとも呼ばれます。
充放電コントローラ
太陽電池で発電された電力を効率よく利用するためや蓄電池の過充電・過放電による性能低下を防ぐために充放電をコントロールする電子回路を充放電コントローラーと呼びます。
蓄電池
太陽電池は光の当たっているときのみ発電可能なため、夜間や雨天時など太陽電池が発電できない時にも負荷を動作させるために発電した電力を蓄電池に蓄えておく必要があります。
現在普及している二次電池にはニッケル水素電池やリチウムイオン電池などもありますが、コストや蓄電容量の面から車のバッテリーと同じ原理の鉛蓄電池が多く採用されています。
インバーター(DC-AC変換装置)
太陽電池で作り出される直流(DC)電力を交流(AC)電力に変換する装置。
負荷
太陽電池式LED照明のLEDなどのように太陽電池の発電した電力を使用して動作する電子機器を負荷と呼びます。