再生可能エネルギーとは
再生可能エネルギーとは、広い意味では「太陽の活動などを源とする自然のプロセスに由来し、永続的に利用可能なエネルギー」を指しますが、自然エネルギーや新エネルギーと同様に下記のようなエネルギーの総称として用いられることもあります。
本サイトでも、再生可能エネルギーを下記のエネルギーの総称として用いています。
再生可能エネルギーの具体例
実用化もしくは実用化に向けた研究が行われている再生可能エネルギーには以下のようなものがあります。
- 太陽光
- 太陽熱
- 風力
- 水力
- 波力
- 地熱
- 温度差
- バイオマス
日本国内における再生可能エネルギーのシェアの推移
日本国内におけるエネルギーの供給のうち、8割以上は石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料が占め、また、そのほとんどを海外からの輸入に依存しています。
2011年3月11日の東日本大震災以前は、化石燃料への依存度を低下させるための方策として原子力発電の割合を高める方針がとられていましたが、震災の影響による東京電力福島第一原子力発電所の事故後は、その方針を変更する必要性が高まっていると言えます。
2011年度、2012年度は原子力発電所の停止に伴い、代替エネルギーとしての化石燃料への依存度が上昇し、二酸化炭素の排出量が増大するなどの環境問題と合せて、化石燃料の輸入費が増大し貿易収支が赤字化するなどの経済面での問題も発生しています。
このような状況を解決する手段として、再生可能エネルギーへの注目度がこれまで以上に高まっており、太陽光発電をはじめとする様々な分野で設備導入量の増加や、効率向上のための研究開発が進むことが期待されます。
出典:自然エネルギー白書2010