三菱電機製太陽電池モジュールの特徴
三菱電機は、単結晶シリコンセルの太陽電池を製造するメーカーです。
高効率化に関する取り組み
三菱電機の製造する太陽電池セルは、同社が業界で初めて実用化した4本バスバーやグリッド電極の細線化による高効率化を特徴としています。
またモジュール化する際の以下のような取り組みにより太陽電池モジュールの性能の長期的な安定性・耐久性を高めています。
- 太陽電池セルの特性の均等化する
- 塩害地域での設置に備え3層構造バックフィルムを採用し、金属部分には耐蝕性メッキを施す
- セルとセルの間隔を広げることでインターコネクタにかかるストレスを軽減する(※) ※インターコネクタについては太陽電池モジュールの構造参照
三菱電機製太陽電池モジュールの例
型式:PV-MA2120J
セル種類:単結晶シリコン
公称最大出力:212W
モジュール変換効率:14.9%
寸法:1657×858×46mm
質量:16.0kg
型式:PV-MA1680JW
セル種類:単結晶シリコン
公称最大出力:168W
モジュール変換効率:14.5%
寸法:1657×698×46mm
質量:13.0kg
画像提供:三菱電機㈱
周辺機器や保証などの特徴
総合電機メーカーらしく太陽電池モジュール以外の性能も高く、パワーコンディショナーについては変換効率97.5%と業界最高を誇っています。
保証面でもシステム全体の10年保証など他社に劣らない内容となっています。