サンテックパワー製太陽電池モジュールの特徴

 サンテックパワーは2001年に設立された中国最大手の太陽電池メーカーで、同社は2010年度、2011年度の2年連続で太陽電池モジュールの生産量、出荷量で世界一を記録しています。

 日本国内での販売を行うサンテックパワージャパンは、日本の太陽電池モジュールメーカーとして30年以上の実績を有していたMSKが、サンテックパワーの出資を受け社名変更を行った会社です。

 なお、2013年3月にサンテックパワーの発行する転換社債の一部で債務不履行が発生しましたが、中国政府や債権者の協力を得て事業を継続し、日本での販売や販売された製品の保証については従来通り行われるとのことです。

 太陽電池セルの種類としては、単結晶シリコン及び多結晶シリコンを生産しており、各タイプのモジュールをラインナップしています。

コストパフォーマンスの高さが特徴

 サンテックパワー製太陽電池モジュールの最大の特徴は、その大規模な生産量を背景としたコストパフォーマンスの高さにあります。

 変換効率についても優秀で、単結晶シリコン、多結晶シリコンどちらのモジュールでも、国内メーカーと同等程度のモジュール変換効率の製品がラインナップされています。

サンテックパワー製太陽電池モジュールの例

STP255S-20/Wd

型式:STP255S-20/Wd
セル種類:単結晶シリコン
公称最大出力:255W
モジュール変換効率:15.7%
寸法:1640×992×35mm
質量:18.2kg


STP290-24/Ve

型式:STP290-24/Ve
セル種類:多結晶シリコン
公称最大出力:290W
モジュール変換効率:14.9%
寸法:1956×992×40mm
質量:25.8kg


画像提供:サンテックパワージャパン㈱

周辺機器や保証などの特徴

 サンテックパワーの保証制度の最大の特徴は、同社が日本で初めて導入した25年にわたる太陽電池モジュールの出力保証です。
 この制度は、設置後25年まで太陽電池モジュールの最大出力の下限値(※)の80%の出力を保証するというものです。

 また、パワーコンディショナーなどの周辺機器についても、他社と同等の10年間のシステム保証がついています。

 ※:最大出力の下限値=公称最大出力の90%

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