長州産業製太陽電池モジュールの特徴
長州産業は1980年に設立された住宅関連機器の製造販売を行う企業です。
1998年から三洋電機(現パナソニック)のHIT太陽電池のOEM供給を受け太陽光発電システムの販売を開始し、2009年からは太陽電池モジュールの自社生産を行っています。
同社は日本国内では珍しい、同一敷地内で単結晶シリコンインゴットの引き上げ、太陽電セルの製造、太陽電池モジュールの製造を行う体制を取り、品質と技術の向上に取り組んでいます。
太陽電池セルの種類としては、単結晶シリコンを生産しています。
高効率化に関する取り組み
長州産業製の太陽電池モジュールのうちCシリーズというモジュールでは、「単結晶シリコン156角フルスクエアセル」と呼ばれる正方形のセルを採用しています。
一般的な単結晶シリコン太陽電池セルは、円柱形のシリコンインゴットから極力大きな面積の太陽電池セルを切り出すため、角の欠けた形状をしています(下図左側)。
これに対し、下図右側のフルスクエアセルでは同じ断面積のシリコンインゴットから切り出せるセルのサイズは小さくなりますが、角が欠けていないためモジュール化した際に受光面積を大きくとることができ、モジュール変換効率を高めることができます。
画像提供:長州産業㈱
長州産業製太陽電池モジュールの例
型式:CS-226C13S
セル種類:単結晶シリコン
公称最大出力:226W
モジュール変換効率:16.5%
寸法:1626×84×42mm
質量:15.5kg
型式:CS-233B21
セル種類:単結晶シリコン
公称最大出力:233W
モジュール変換効率:15.8%
寸法:1476×998×42mm
質量:17.0kg
画像提供:長州産業㈱
周辺機器や保証などの特徴
保証面ではシステム機器だけでなく施工による雨漏りについても10年間の無償保証が標準で付与される、国内メーカーでは唯一の保証制度を準備してるのが同社の特徴です。