太陽電池の出力特性-P−V曲線
太陽電池の特性のページで紹介したI-V曲線を変形し、太陽電池が光を受けて発電する際の出力特性を、縦軸に電力、横軸に電圧をとって表現すると下図のようになります。
このような動作電圧対出力のグラフは、I−V曲線と並び太陽電池セルやモジュールの特性を表わすグラフとしてP−V曲線と呼ばれます。
太陽電池の出力は放射照度等の影響で変動するため、P-V曲線などの太陽電池の性能評価の際にはJIS規格で規定された基準状態での測定値が用いられます。
P-V曲線上の各点の意味
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最適動作点
P−V曲線の頂点に位置し、出力が最も大きくなる点 -
最大出力動作電圧Vpm
最適動作点での動作電圧 -
開放電圧VOC
太陽電池の出力端子に負荷等を何も接続せず、開放した状態での電圧 -
最大出力Pmax
最適動作点での電力(=太陽電池の最大出力)