日本国内の太陽光発電システム平均価格の推移
一般社団法人太陽光発電協会 太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)の統計資料を基に、平成20年度(西暦2008年度)から平成24年度(西暦2012年度)までの、国内の太陽光発電システムの平均システム価格の推移をグラフにすると下のようになります。
また、具体的な金額は下の表のようになっています。
新築 | 既築 | 合計 | |
平成20年度 | 54.7万円/kW | 62.4万円/kW | 62.1万円/kW |
平成21年度 | 51.8万円/kW | 63.9万円/kW | 60.7万円/kW |
平成22年度 | 49.6万円/kW | 59.3万円/kW | 56.5万円/kW |
平成23年度 | 47.2万円/kW | 54.3万円/kW | 52.1万円/kW |
平成24年度 | 43.9万円/kW | 48.6万円/kW | 47.4万円/kW |
年6%のペースで価格が低下
新築・既築の合計金額で比較してみると平成20年度から平成24年度までに、1kWあたり14.7万円システム価格が低下しています。
この下落額は平成20年度の金額を基準に考えると約23.7%の下落になり、1年ごとにおおよそ6%ずつ価格が低下しているという計算になります。
数年前まで主力市場であったヨーロッパ市場の低迷が続く中、補助金の復活や固定価格買い取り制度の導入で好調となっている日本市場に対して、過剰な設備を有する海外メーカーの積極的な販売攻勢などが予想されることから、今後も同様のペースで価格下落の基調が続くものと考えられます。