明電舎製パワーコンディショナーの特徴
太陽光発電開発の草創期から開発を行ってきたメーカー
明電舎は、新エネルギー総合開発機構(現NEDO)が設立され、日本での太陽光発電システム開発が本格的なスタートを迎えた1980年からパワーコンディショナーの開発を行ってきたパワーコンディショナーの老舗メーカーです。
歴史の長さだけでなく、2000年代には、国内初のメガソーラー用大容量パワーコンディショナを製品化するなど、産業用パワーコンディショナーの分野でトップクラスの実績を誇っています。
独自技術の第6世代IGBT新PWM方式パワーコンディショナー
2012年に発売された国内仕様の最新機種であるSP310は、独自技術の第6世代IGBT新PWM方式を採用した製品で、下記のような特色を持っています。
- 入力電力の上限が750Vと高く設定されているので、送電ロスの抑制が可能
- 第6世代IGBT新PWM方式採用で、96.5%(トランス損失含む)という高い変換効率を実現
なお、トランスレスタイプであるSP300-250においては、最大変換効率97.8%という世界最高クラスの変換効率を達成しています。
明電舎製パワーコンディショナーの例
- 型式:SP310-250T
- 定格出力電力:250kW
- 定格電力変換効率:96.5%
- 入力回路数:2
- 絶縁方式:商用周波変圧器絶縁方式
- 複数台連係:○
- 自立運転:-
- 設置場所:屋外
- 寸法:1200×1950×1000mm
- 質量:1800kg
- 型式:SP300-250
- 定格出力電力:250kW
- 定格電力変換効率:97.8%
- 入力回路数:4
- 絶縁方式:トランスレス方式
- 複数台連係:○
- 自立運転:-
- 設置場所:屋内
- 寸法:1200×1950×1000mm
- 質量:2200kg
画像提供:㈱明電舎